仮想通貨取引におけるリスクについて

仮想通貨取引におけるリスクについて

仮想通貨とは、「電子情報処理にて発行・移転・管理され、決済手段として不特定多数に利用できる財産的価値」のことです。仮想通貨は、本邦通貨や外国通貨などのように中央銀行などの第三者機関が価値を担保するものとは違い、ブロックチェーン技術を用いることで第三者機関が存在せずとも通貨機能を実現することができる電子通貨のことです。

こうした新しい概念で成り立つ通貨ですから、従来の株式や債券等の有価証券とは異なるリスクが仮想通貨にはあります。その主要なものを以下に示しますので、これらリスクをじゅうぶんご理解いただいたうえで、お取引をいただきますようお願いします。

1. 価格変動リスク

仮想通貨の価値は変動しますが、その変動幅(ボラティリティ)は株式にくらべて一般的に大きなものです。そのため将来予期せぬ出来事が発生した場合、想定外の損失を発生する可能性があります

2. 仮想通貨が内包する技術的リスク

仮想通貨はハードフォークによって1つの通貨が2つ以上に分岐して相互互換性を喪失したり、悪意あるマイナーが計算パワーを占有して不正な取引が行われたりして、その通貨の保有者が損害を被るリスクがあります

3. 営業時間リスク

仮想通貨は24時間365日、世界中で取引がされています。そのため当社が営業時間外の間に大きな価格変動が発生し、予期せぬ損失を発生させる可能性があります

4. 流動性リスク

市場の状況や通貨の人気の度合いによってお客様の希望する取引量を満たせるだけの流動性が市場に存在しない場合があります。そうしたとき予期せぬ価格での取引を強いられ損失を発生させる可能性があります

5. パスワード等の紛失リスク

弊社ではお客様がご自身で開設したウォレットに仮想通貨を送金しますが、そのウォレットのプライベートキーやパスワード等を紛失された場合、お客様はご自身の仮想通貨に一切アクセスできなくなります。もしそうなったとしても、当社はお客様に対して一切の責任を負いません

6. 破綻リスク

外部環境の変化等によって当社が事業継続できなくなるリスクがあります。お客様の邦貨および仮想通貨は分別管理によって保護されますが、倒産後の処理手続きは倒産法、会社法、民事再生法等に基いて行われますので、すぐにはお客様のお手元に返金できない可能性があります

7. 法令・税制等の変更リスク

仮想通貨に関する法令規則や税制は将来変更される可能性意があります。その時、お客様の取引に予期せぬ不利益が生じる可能性があります